厚木市の遺品整理で“骨董品を買い取りに出す”ときのチェックポイント完全版――価値を落とさず、揉めずに進める実務ガイド

厚木市の遺品整理|骨董品を買い取りに出す前に必ず見るチェックポイント

箱書・共箱・由来メモ・状態・付属品・写真記録・保管方法――価値を落とさず揉めないための“正しい順序”を徹底解説。

  • ✔ 触らない・洗わない・剥がさないの“三ない”
  • ✔ 赤ファイル&写真台帳で“証拠”を残す
  • ✔ 箱・紙・紐・鑑別書はすべて価値情報

骨董品の価値は「モノ」だけでなく、情報(由来・箱書・付属・保存状態・記録)の総和で決まります。厚木市で遺品整理を進める際、先に磨く・洗う・貼り紙を剥がすと価値が落ちることがあります。まずは手を加えず、現状写真と、箱や包み紙・紐・鑑別書・保証書・購入時の控えなど一切をひとまとめに。室内の“貴重品エリア”に集約し、家族間の合意を取りながら段階的に査定へ進みましょう。

骨董品は“情報の塊”――厚木市で買い取りに出す前の3原則

現状維持一元管理記録の可視化
  • 現状維持:洗浄・研磨・表具の張替え・額の入替えは行わない。紙類のテープも剥がさない。
  • 一元管理:本体・共箱(きょうばこ)・箱書・栞・栞紐・鑑別書・購入控え・領収書・由来メモはセットで管理。
  • 記録:全方位写真(正面/裏面/底部/傷/銘/署名)、寸法・重量・付属のリスト化。箱や包み紙も撮影。

価値を下げる最大の理由は「善意の手入れ」。乾拭きや磨き粉だけで地肌が変わり、時代感や漆の艶が失われます。まずは触らず、写真とメモで情報を固定しましょう。

全網羅チェックリスト|箱書・付属・状態・記録・保管

下表をもとに、見つけた順にチェック。迷ったら“保留箱”へ。値付けは後回しで構いません。

項目確認すること注意点次アクション
共箱・箱書作家名・作品名・花押・落款・年代の記載箱と中身の取り違いに注意。紐や栞も価値情報本体とセット撮影→付箋で対番号付け
付属品栞、鑑別書、共布、仕覆、証明書、展示ラベル紙類は湿気・折れに注意。原状維持クリアファイルで保護→赤ファイルへ
状態欠け・ヒビ・スレ・漆の割れ・金具の緩み自己補修や接着は行わない傷部のマクロ写真を撮影→記録
署名・銘・印高台・裏面・耳・座の刻印や書付汚れと銘を誤認しない。擦らない斜光で撮影→読み取れなくてもOK
安全・法令象牙・べっ甲・ワシ類素材/刀装具 等法規・登録証の有無に留意。無理な持出しNG書類の所在確認→保留・相談の順で
記録・合意家族チャットへ写真とコメントを共有誰が持ち出すか曖昧にしない持出しログ(人・目的・日時)を残す
保管直射日光・高湿・高温を避ける新聞紙の酸で変色する場合あり中性紙や不織布で包み、平置き保管
“箱がないから価値がない”とは限りません。先に探すべきは箱・紙・栞・メモ。モノ単体より先に“情報”を救出します。

カテゴリ別の見どころとNG行為(茶道具・掛軸・陶磁・漆芸・金工ほか)

茶道具(茶碗・棗・茶入・釜・花入)

共箱・箱書・仕覆・共布・栞の有無が重要です。茶碗は高台の削り、見込みの景色、釉の縮れをよく観察。棗は漆の艶・蒔絵の細部に触れないこと。釜は内側の錆を落とさず、灰や匂いも現状のままに保ちます。拭き上げや艶出しは厳禁です。

掛軸・書画

表具の破れ・シミ・虫食い・天地の擦れを現状撮影。巻き癖を無理に伸ばさず、紐は解かない。落款・印章・箱書の対応関係を確認。湿気を避け、平らな場所で短期間保管します。自己クリーニングは紙の繊維を傷める恐れがあります。

陶磁器(古伊万里・京焼など)

高台の土見せ、釉薬の縮み、描線のゆらぎが見どころ。割れ・金継ぎの有無を写真で記録。金継ぎのやり直しや接着は行わず、欠片があれば一緒に保管。新聞紙ではなく中性紙で包み、底面と口縁を保護します。

漆芸・蒔絵・螺鈿

漆面は柔らかい布でも擦り傷が入ります。艶のムラや蒔絵の盛り上がりは価値要素なので、磨かない・拭かないが鉄則。温度変化・直射日光を避け、水平に置いて保管。箱書・栞・仕覆の取り合わせを崩さないでください。

金工・刀装具(鍔・目貫など装飾部品)

錆落としや研磨は厳禁。地鉄の肌や象嵌の色味が生命線です。用途や登録証の有無を確認し、書類と一緒に保管。撮影は斜光で。扱いに不安がある場合は“保留”にして情報整理を先行します。

木工・民藝・工芸(指物・欄間・籠)

木地の艶・使い痕・手触りが魅力。再塗装やワックスは避け、埃はブロワー等で軽く飛ばす程度に。組み手の緩みは触らず、現状を撮影。由来メモや作家控えがあれば必ずセットにします。

古銭・切手・版画

台紙やカバーが価値情報。外さず撮影し、湿気・直射日光を避ける。真贋の判断は“後で”。まずは数量・年代・状態を台帳化します。

査定・鑑定の進め方:段階的フローと合意形成

査定は“情報の整備→家族合意→工程分割”で進めます。以下の小ステップを回すと迷いません。

  1. 情報固定:全方位写真と寸法・重量をメモ。箱書・栞・鑑別書・購入控えを赤ファイルへ。
  2. セット化:本体と箱に同じ通し番号(付箋)。紐・共布・栞も同番号で束ねる。
  3. 家族合意:家族チャットで写真共有。持出しルールと代表者・期限を決める。
  4. 一次選別:状態が脆弱な品は搬出を保留。査定に出す順番を“丈夫→脆い”で分ける。
  5. 搬出準備:中性紙・不織布・エアキャップで包む。新聞紙は避け、すべり止めで平置き。
  6. 立会い・記録:査定に同行者を付け、提出リスト・返却リストをダブルチェック。
  7. 結果共有:査定結果は台帳に追記。売却・保留・再査定の三択で意思決定。
複数回に分けると判断が澄み、後悔が減ります。“今日は茶道具だけ”などテーマを絞るのがコツです。

搬出・保管・清掃の注意点(価値を落とさない運び方)

これだけはNG

  • 乾拭き・研磨・洗剤・再塗装・張替えなど“手入れ”を先行する
  • 新聞紙で包む(酸で変色の恐れ)/口縁や角を下にして立てる
  • 箱と本体を別々に運ぶ/紐や栞を捨てる
  • 夏場の車内放置・直射日光・高湿環境での保管

陶磁器は口縁と高台にクッションを、掛軸は太巻き芯で緩やかに。漆・蒔絵は水平保管が基本。共箱は中性紙で仕切り、付属は同封。搬出は二人一組で、段差・ドア枠・手すりの養生を優先します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 箱や栞が見つかりません。先に査定へ出していい?
A. できれば保留にして、まずは箱・紙・栞・由来メモの探索を。価値が大きく変わる可能性があります。どうしても出す場合は“箱不明”として台帳に記録し、後から見つかった付属と再マッチングできるよう通し番号を付与してください。
Q2. 汚れが気になります。軽く拭いても大丈夫?
A. 拭かないのが安全です。汚れと思った“景色”が価値要素のことも。乾拭きや洗剤で塗膜や時代感が損なわれる恐れがあります。まずは撮影と記録、次に保管環境の見直しを。
Q3. 本体と箱の組み合わせが分かりません。
A. 箱書の語彙・サイズ・内装の型を照合し、仮番号でペアリングしておきます。誤りを避けるため、仮の段階で“?”マークを付け、家族合意後に査定の場で確認するのが安全です。
Q4. 法令に関わる素材が含まれているかもしれません。
A. 先に書類の所在(登録証・由来メモ等)を確認し、室内で保管。持ち出しや加工は避け、情報整理と合意形成を優先してください。
Q5. 価値があるか分からない品が大量にあります。
A. “テーマ別”に小分けして一次選別(例:茶道具→紙物→木工)。脆弱品は搬出保留、丈夫な品から順に査定へ。全品を即決しない“保留運用”が後悔を減らします。

比較表|出張査定・持込査定・宅配査定の違い

どの査定方式にも長所と注意点があります。品目や家族の体制に合わせて選びましょう。

方式概要向いているケース注意点
出張査定自宅で査定。脆弱・大型品向き搬出が難しい/点数が多いその場での合意と記録が重要。持出しログを必ず
持込査定梱包して持参。即日回答のことも丈夫な品/点数が少ない中性紙での梱包・運搬中の破損防止が前提
宅配査定発送して査定。遠方でも可小型・丈夫・付属が少ない輸送リスクと保険範囲を確認。付属の同梱ミスに注意

いずれの方法でも、本体と情報(箱・紙・栞・メモ)をセットにすることが最重要です。

厚木市で骨董品を買い取りに出す前に——“三ない”と“情報の一元化”から。
写真台帳・通し番号・中性梱包・家族合意テンプレまで、現場で使える仕組みを導入します。非対面も柔軟対応。

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代表からのご挨拶

この度は、数ある会社の中から私たち、港南サービス(片づけコーナン)にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

先日、趣味のロードバイクで久しぶりに宮ヶ瀬湖まで走ってきました。今でこそ休憩無しで辿り着けるようになりましたが、初めて宮ヶ瀬を目指した時は、登り坂で何度も息が切れ、道端で肩を落として休んでいました。そんな私に、颯爽と坂を上っていく大勢のライダーの方々が「大丈夫ですか~?」と声を掛けてくださるのです。

その時の、人の優しさに対するありがたい気持ちと、自分の不甲斐なさに対する情けない気持ち…。今でも鮮明に覚えています。ようやく前に進めるようになったかと思えば、今度は下り坂で、あっという間に大勢の方に追い抜かれていく。まだまだ修行が足りないなと、苦笑いするばかりです。

私は、この体験が、私たちの遺品整理という仕事に深く通じるものがあると感じています。ご遺族は、故人様を亡くされた悲しみの中、「退去日が」「周りの目は」「早く片付けないと」と、様々な声に急かされ、まるで息を切らして坂道を登っているようなお気持ちになることがあります。

そんな時に必要なのは、「頑張れ」という声援ではなく、「大丈夫ですよ」という共感と、「あなたのペースでいいんですよ」という寄り添いではないでしょうか。疲れたら、休めばいい。周りを気にせず、ご自身の心のペースで一歩ずつ進むことが何よりも大切です。

私たちは、ご遺族の心の整理のペースに、最後まで伴走するパートナーでありたいと強く願うようになりました。

記憶をたどってみると、初めて遺品整理を手がけた時のことを思い出します。故人様の本棚の専門書、クローゼットの服、引き出しの奥の写真など、様々な「生きた証」を手にするうち、その方の人柄や無念さまでもが伝わってくる感覚に衝撃を受けました。この膨大な想いの詰まった品々を、ご遺族だけで整理するご負担は計り知れないと痛感しました。

私たちの仕事は、単にモノを片付けることではありません。故人様が生きてきた証と、ご遺族の心を敬意をもって繋ぎ、皆様が少しでも穏やかに、そして前向きに次の一歩を踏み出すための「心の整理」を誠心誠意お手伝いすること。それこそが、私たちの使命であり、誇りです。

会社概要

会社名株式会社港南サービス(片づけコーナン)
代表者代表取締役 四日市 宏
所在地〒 243-0804 神奈川県厚木市関口34-15
TEL0800-500-1689 ※営業・勧誘等のお電話はご遠慮ください
取引銀行きらぼし銀行相模台支店
設立年月日平成23年7月7日
業務内容清掃・特殊清掃・遺品整理・エアコンの回収・エアコン取外し作業
保有資格古物商許可 神奈川県公安委員会 第452790006889号
(社)遺品整理士認定協会 協会認定遺品整理士
(社)事件現場特殊センター    特殊清掃士
所属団体中小企業家同友会、新武士道経営塾、かわさきヒルズ交流会

無料相談受付中

片づけコーナン

〒243-0804 


神奈川県厚木市関口34-15

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